陽の当たらない虚無

真心こめて腕十字

バラエティ番組でのアイドルとしての立ち振る舞い。ももちとあーりん。

今のアイドルはアイドルのパロディよね、なんてことをどっかでマツコ・デラックスさんが言ってたなぁとか思い出しました。
バラエティ番組なんかでも、アイドルって結構でてたりしますけども、どう立ち振る舞うかとか、どう目立つか、とかって重要ですよねー。

例えば、不思議ちゃんキャラは最初に思いつくキャラですけど、千秋さんなんかも言ってたけど段々辛くなると。
他にはバカキャラですよね。クイズ番組とかだと重宝されますけど、クイズをやるたびにバカじゃなくなるという矛盾も孕んでいます。

そんな中で徐々に露出が増えてるのが、「ももち」ことBerryz工房嗣永桃子さんかなーなんて。
僕は以前やってた、めちゃイケのアイドル運動会みたいな企画で知ったんですけど、ももちさんすごいですよね。
彼女がやってるのは、ぶりぶりのアイドルキャラ。
どんな時もアイドルであることを崩さない鉄壁のキャラ作り。「許してにゃん」っていうキラーフレーズも持ってますし、何より抜群のバラエティ対応能力ですよね。
どんな人にも「許してにゃん」を言わせようとするし、それが失敗してもまったくめげない、鋼のメンタルの持ち主。
正直な話、他のBerryz工房の方は知らないんですけど、ももちさんだけはバラエティで孤軍奮闘してるというか、一騎当千というか。

そんでもって今、一番勢いのあるアイドル、ももいろクローバーZのあーりんこと佐々木彩夏ちゃんも、キャッチフレーズが「ももクロのアイドル」ってこともあって、アイドルキャラです。
だけど、こっちはちょっと種類が違います。
元々はあーりんも、ぶりぶりのアイドルで、それは昔のおはスタの映像とかもそうだし、ももクロになってからも、アイドルちんとかダウンタウンDXに出てた時にアイドル然とした感じを崩さなかったです。(ももクロChanはその限りではないですが)
ただ、それが足枷になってるようでトークが上手いという印象はありませんでした。(まあ14、15歳の娘に求めるものでもない気がしますが)
ところが、あの日にももクロからMCの天才が脱退したことで、あーりんにMCの役が任されました。
それがきっかけで彼女の能力が開花しました。
MCとしてライブ中にメンバーに話を振ったり、まとめたりするうえでトークでの立ち回りが上手くなりました。(それには裏回しとしての有安さんの力添えもありますが)
ある時はMC、またある時はアイドルキャラというスイッチヒッター的な存在に。
MCとアイドルキャラ、ツッコミとボケの両立、これはかなり稀有な存在ではないでしょうか?
結果的にこのおかげで前出のももちさんとは差別化も図れていますし。

まあ何が言いたいのかというと、どちらも地力があるから輝いてるよね!ってことです。