陽の当たらない虚無

真心こめて腕十字

選ばれる人と選ばれない人

どうも、早見あかりちゃんと同じくらいの頻度で更新するのを目標とするブログです。

本当はツイッターで書こうと思ったんですけど上手く纏まらなかったのでこちらに書いて纏まったら再利用してツイッターにも書こうと思っています。

昔の思い出にこんなことがありまして…(ポワワーンという効果音とともに回想が始まる)

大学時代にお昼になると学内に出張してくるお弁当屋さんがいまして、そこのお弁当は安かったりするので重宝してました。しかし、常連ってほどではなかったです。
ある日、先輩と一緒に飯を食うことになり、しかもその先輩が奢ってくれるというので一緒にそのお弁当屋さんに向かったんです。
で、先輩が列に並んで僕はちょっと離れた所でその様子を見守っていたら、先輩の前に並んでいた人が常連さんみたいで、お弁当屋のおばちゃんと談笑しながら買ってるんですよ。
ちょっとチャラい感じだけどまあ人当たり良さそうな人で、おばちゃんも満面の笑みで接客してるんですよ。それでその常連さんが支払い終わって、僕の先輩の番になったんです。
そうしたら、さっきまでの笑顔がサッとなくなり、無表情で流れるように接客するんです。
いや、別にそれで先輩はなんとも思ってないし、支払いが早く終わるしで何も不都合はないんですけど、何か胸にモヤモヤとしたものが残ったんです。

なんかこの一件以来、僕は世の中の常連さん優遇システムを見かけると常にモヤモヤしてしまうようになってしまいました。
いや、わかるんですよ、優遇される人はそれなりの対価(お金に限らず)を払ってその措置を受けてるってことは。
僕の心が狭いだけなんでしょうけど、誰もマイナスにはなっていないんですけど、相対的に見ると常連じゃない人はマイナスな気がするというか…だったら見えないようにしてほしいというか…
あと、お店に通い続けてるってことに関しては同じくらいの頻度なのに積極性がないせいで常連扱い受けてない人いるんじゃないかとか考えると、なんというかモヤモヤしてしまうというか…。
まあ人間ってそういうものなんですけどね。


それでなんでこの話を思い出したかというと、今日ちょっと見かけたものでこの思い出を刺激されたんですよ。

今日、ももクロ高城れにちゃんと玉井詩織ちゃんが、愛媛、鹿児島、沖縄のレコード店にイベントしに行ったんですよ。それでtumblrにその様子の画像が流れてきてそれの元画像はツイッターで実況レポしてた人のものだったんですけど。
その一言レポに、ももクロマネージャー川上さんの言葉が載ってて

川上さん「今まででこのモノノフ達いちばんあついっすねーいま」 汗ダラダラで。 pic.twitter.com/nYxGBZGu

ってあって、その一言に僕の捻じ曲がった心が引っかかってしまったんですよ。
まったく前後の流れもニュアンスもわからないんでなんともいえないんですけど、「今まででこのモノノフ達いちばんあついっすねー」ってことは、他の2箇所は熱さが足りてなかったってこと?
みたいに捻くれた感情が湧いてしまって、そのなんでしょうね。何か一つを特別に褒めることによって他はイマイチって言われてるようでしょうがなくなるんですよ。
それが最初に書いた思い出の話にも繋がってしまったのです。
たぶんリップサービスもあるし、言ってる人は何も考えていないし、変に受け取ってるのは僕だけなんだろうなとも思ってるんです。

だいぶ昔に、サマソニかなんかのライブ特番を見てて色々なアーティストにライブ後のインタビューを行ってて、「日本のファンはどうですか?」って聞くとほとんどのアーティストが「日本のファンは最高だよ」とか「日本のファンは一番盛り上がってくれるね」みたいなこと言ってたんですけど、どこかのHIPHOPグループの人が「日本でも他の場所でもファンはファンだよ。日本だけ特別じゃなくて、どこでもファンは盛り上がってくれるさ」的なことを話してる人がいて、10代の僕は「こいつ良い事言う!」って思ってたんですよ。

不特定多数を相手にする時に、一部を特別扱いするのって正解なのだろうか…っていう想いを抱いて生きています。
多分それは僕があまり人に選ばれずに生きてきた人間だから嫉妬してるだけなんですけど。